皆さんこんにちは!八木山事業所の矢吹です。
冷え込みも強くなってきた今の時期にぴったりの食材。
健康番組で取り上げられることも多く、体によいイメージの生姜。健胃作用や発汗作用、新陳代謝促進などの効果が期待できます。また、加熱の有無によっても効果が異なります。
血行促進には生の生姜
生の生姜に多く含まれる辛味成分のジンゲロールには、血の巡りをよくし一時的に発汗を促す作用があります。そのため、夏のむくみ(水分代謝の悪化)対策や、体に熱がこもりやすい方におすすめです。
体の冷えには加熱した生姜
生姜を加熱すると、ジンゲロールの一部が、体を芯から温める作用があるショウガオールという成分に変化し、体を温める効果が高くなります。冷えが気になる場合は温かいスープやカレーなどの煮込み料理に刻んだ生姜を加え、10分ほど加熱していただくのがおすすめです。
生姜を乾燥したものは「生姜(ショウキョウ)」と呼ばれます。乾燥させると、生姜の発散性の成分(香り成分のショウガオール)が少なくなり、温める力が強いジンゲロンが多くなります。特にお腹を中心に五臓を温めて発汗させる作用を持つ、「温」の性質をもつ代表的な生薬です。
ただし、取り過ぎると体が乾燥するため要注意。妊婦やのぼせで熱がある人は控えるようにしましょう。
また、加熱によってジンゲロールは強い殺菌作用がある辛味成分「ジンゲロン」にも変化するため風邪のひき始めにも有効。日本最古の医学書といわれる『医心方(いしんぼう)』では、生姜は風邪の薬として紹介されています。
ひとつの食材も時期によって食べ方を変えることで効能が変わります。
正しく食事を摂って、寒い冬を乗り切りましょう♪
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